
エッラとデモダラの間、霧に包まれた丘陵にひっそりと架かるナインアーチブリッジは、スリランカを代表する景観のひとつで、世界でも有数の撮影スポットとして知られる鉄道橋です。イギリス統治時代の1921年に建設され、緑豊かなジャングルの谷に全長91メートル、高さ24メートルで架かっています。石とレンガ、セメントだけで造られており、鉄骨は一切使われていません。その功績の多くは、地元スリランカの建築職人P.K.アップハーミによるものです。資材が不足した際に工事を引き継ぎ、伝統的な工法で橋を完成させました。100年以上たった今も残るこの橋は、職人技の結晶といえるでしょう。
おすすめは列車が通過する時間帯です。茶畑と霧深い山々を背景に、鮮やかな青い車両がゆっくりとアーチを渡っていく光景は、まさに忘れられない瞬間です。エッラとデモダラの間には1日に約6本の列車が走っているので、前日の夜にホテルで時刻表を確認しておくとよいでしょう。橋へはエッラの町からトゥクトゥクですぐ、徒歩なら30〜40分ほどです。近くのリトル・アダムスピークへのハイキングと組み合わせるのもおすすめです。
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